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平成13年春、友人と出かけたヨーロッパ旅行。

ユーロパスユース(あの頃は若かった)を使って、アルルから列車を乗り継いでバルセロナに向かう途中、列車の中で8人の男の子たちに出会った。

8人は皆同じ大学の学生で、春休みを利用しての旅行だった。
同じ旅程でバルセロナへ向かうという。初海外の人が多かった。


8人は、なぜかみな
不機嫌
だった。
お互いのちょっとした会話もトゲトゲしていた。

不思議に思い、少しずつ話を聞いているうちに、原因が明らかになってきた。

彼らはイタリアの方から列車の旅を始め、既に10日程度経過していた。
彼らが日本で手配したのは日本⇔ヨーロッパの航空券のみ。
移動のたびに宿・食事をその場で調達してきたのだが、

その宿・食事が

ことごとくまずかった

「学生貧乏旅」という名目で食事代をなんとなくケチるため、やはり比較的おいしさランクは低くなる。
「まずいものしか食べてない」と1人が語る。

また、「8人皆泊まれる」を条件にすると、やはり飛び込みで泊まれるホテルばかりではなく、しかもやみくもに探したためものすごい労力を費やしたようだ。


「でも、安くていいホテルとか、安くておいしい名物料理の店とかって、ガイドブックにある程度載ってるやん」

と私の友人が言うと、

「だって、このガイドブックしか持ってないんだもん」

と1人が差し出した本は

「地球の歩き方ヨーロッパ」

確かにヨーロッパ一周には最適な本だろうが、それぞれの街についての観光情報は当然少なくなる。8人でたったこれ一冊って・・・。
1人ずつ別の本を買って持ってきてたらよかったのに・・・。


終点バルセロナ・サンツ駅が近づくにつれて、皆さらに憂鬱な顔になってきた。
リーダー格の1人が私たちのガイドブックを参考に、今日の宿を決めようと声をかける。

「どんなホテルにする?」

皆憂鬱そうに顔を見合わせる。もう宿を決めるのも面倒くさそう。

ある1人が叫んだ。

「俺、吉野家の牛丼があるホテル!」

すると、
「俺も!」「俺も!」
と、声が上がった。

頭を抱えるリーダー。

駅を降りると8人は今日の宿を探しにインフォメーションに向かっていった。

後でバルセロナ市内で8人組と偶然再会。
無事宿が見つかったらしい(もちろん牛丼はない)。
よかった。


この後、彼らがどんな旅になったかわかりませんが、更に面白おかしい(面白いのは周りだけ?)旅になったことでしょう。
こんな苦労した旅は、ずっと後になっても忘れずに残るいい思い出になるんでしょうね。

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2006.12.26 / Top↑
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