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テオティワカンのピラミッドを堪能した後、道を歩いて駐車場へ。

サボテンがたくさん目に入る。

テオティワカンのサボテン

色んな種類があるようだ。

いかにもサボテンらしい、ウチワサボテン
テオティワカンのウチワサボテン

トゲトゲ
ウチワサボテンアップ

名前はわからず
トイレの前にあったサボテン


マゲイ
でかいマゲイ

この、マゲイが最も私の心に残ったサボテンだった。

マゲイ、和名でリュウゼツランというらしい。
人の背の高さをゆうに超えてくるでかさ。

これは、テキーラの原料であるとのこと。
いったいどこがテキーラになるのか・・・。

メキシコに行く前に見たテレビ番組では、
畑一面にマゲイが生えており、おじさんがナタのようなもので葉?を刈り取っていた。
用があるのは葉ではなく、中央の太い樽状になった根元。
これを蒸して得られたものがテキーラらしい。

こんなものからお酒ができるとは思えないが・・・。

マゲイアップ

マゲイは昔からメキシコ人の生活に深く入り込んでいる。
葉肉の線維は服に、葉肉そのものは書き物に、中の水分は石鹸に、
茎の部分はお酒に・・・マゲイを全部使い切ることができるらしい。

マゲイは、一生に一度、花を咲かせる。
だんだんマゲイ自体が大きくなると、中心部が徐々に天に向かって伸びていく。
伸びきった高いところできれいな花を咲かせる。
そして・・・・

ある時その茎ごと、

ビッターン

と倒れてしまい、生涯を終えるらしい・・・。

壮絶・・・。

太陽のピラミッドとマゲイ軍団
太陽のピラミッドとマゲイの群れ


私達はガイドさんに連れられ車ですぐ近くのお土産物屋さんへ。

ガイドさん付きツアーにはよくあること。
ガイドさんからは、欲しいものだけ買ったらよい、と言われた。

店はサボテンに囲まれ非常に楽しげなところであった。

でかいウチワサボテンには
でっかいウチワサボテン

花が!
ウチワサボテンの花

メキシコに来て、マゲイを見ると、どうしても気になるのが

テキーラ

日本では、単にアルコール度数のきついお酒、とのみの認識で、
あまり興味が無かったが・・・。

まずはマゲイの芯を繰り抜いて作った、というどぶろくのような先住民から伝わる
酒をいただく。
なかなかまろやかでうまい。
これは保存がきかないため、非売品だと言われた。

次にサボテンの実で作ったという酒をいただく。
これはかなり甘い!果実酒のようだった。
母はこれを気に入り、即決でお買い上げ。

最後にテキーラを。

最初にレモン(日本で言うライムのようなもの)に塩をかけ、かじる。
まず、想像以上にこの組み合わせがおいしかった!!驚いた。

その後にテキーラをチビリ。

おいしい・・・。

本場のテキーラを私は見くびっていた。
こんなにおいしいものとは思ってなかった。
マゲイからお酒を発明してくれた先人たち、本当にどうもありがとう。


昔々、マゲイがたくさん生えていた場所でで火事があった。
火事で燃えたマゲイの周りに出ていた水が出てきていた。
ふとある人が舐めてみると・・・

「なんだこれ、うまいじゃん」


これが、テキーラ誕生の説の1つとして語り継がれているらしい(真実かどうかは知りませんが)。

ウチワサボテンの実 これが甘い!
ウチワサボテンの実

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2011.12.31 / Top↑
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