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平成14年の春休み、フランクフルトから関空に向かうルフトハンザ航空機内。
私は個人旅行から帰るところで、一人感慨にふけりながら座っていた。

機内は結構がらがらで、窓際は2席を一人で使える優雅な空間。
「これから日本に帰ってまた現実に戻るのか・・・」
それまでの旅を思い返し、静かに過ごしていた。


と思ったら、すぐ後ろの席が騒がしい。

「・・・お客様、機内では持ち込みのワインは開けられません。」

振り返ると、年の頃は30代半ばの男性が一人。出張帰りのようだ。
乗ったときから既にほろ酔いで陽気。

彼は持ち込みのワインはあきらめ、乗ってまもなく配られた食事と共ににウイスキーやワインをしこたまおかわりしていた。

イヤな予感がした。


消灯後、酔っ払った彼はついに活動を始めた。
隣の席にぶつぶつ話しかけている。迷惑そうに応答する人々。

そのうち、私のシートを背中からノックしてきた。

「あのー、ここはどこでしょうか」

振り返ると、へらへら笑う男。

ムッ

「さあ、ロシアの上じゃないですか」
とそっけなく答えて、前を向く。

その後、うとうとしていると、上げていた2席を分けるひじ置きが
いきなりバタンと倒れてきた。

驚いて後ろを見ると、例の男がひじ置きに手を置いている。

「何するんですかっ」

「あの~、ひじが~、バタン・・・
ふふふ」


ムカッッ

無視して前を向く。

その男はその後トイレに立ったが、何分経っても帰ってこない。

と思ったら、
「お席はこちらですよー」
乗務員と共に懐中電灯で案内されながら戻ってきた。

その後もごそごそしていたが、
到着直前の朝食時にようやく睡眠されたようだ。

おかげでもっと寝られるはずが、
寝不足でへろへろになりながら帰宅したのでした。


素敵な旅の最後が、こんな酔っ払いのために・・・・
と思うと、怒りがこみあげてきて仕方なかったが、
今となってはこちらもふふふと笑える思い出である。
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2006.09.30 / Top↑
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