車の旅は本当に長かった・・・。
我々は、本日最後の観光地、サプンツァへ向かった。
大きな地図で見る
本日の宿泊地であるシゲット・マルマツィエイを通り越して車で30分
くらいだったと思う。
地図で見ると、サプンツァの上に国境が。
この線を越えるとウクライナに入る。
車で走っていると、国境方面に山が見え、そこに家がみえた。
ガイドさん曰く、「あれはウクライナの家だよ」とのこと。
国境をこのような形で見たことはなかったため、驚いた。
サプンツァには、
陽気な墓
という、有名な観光スポットがある。
今回ここを訪れるのを非常に楽しみにしていた。
ようやく到着。
ドキドキしながら入り口に近寄る。

一面、ブルーの墓標が立ち並んでいる。
墓標には彫刻で何やら絵が描かれている。

通常、墓標には生前の職業や亡くなった原因などが刻まれている。
この方の場合、恐らく農業をされていたか、その機械の運転手だったんだろう。
絵の下には、その解説が記されているようだ。

これは結婚式などで活躍したバイオリン弾きだったと思う。

これは、なかなかシュールな墓標だが・・・。
一目でわかる死亡原因・・・。
「1995~1998」なので、3歳で交通事故で亡くなったのだろう。

これはガイドさんが説明してくれた。
左端の男性がこの墓の主だ。
パーティー三昧で、酒を浴びるほど飲んでいたらしい。
両側の上部に天使がいるが、その天使も酒を飲んでいる!
右端には3人女性の顔がある。すなわち、愛人が3人いたとのこと。
これだけやりたい放題していたのに、70歳くらいまで長生きしたらしい。
案外人生なんてそんなもんなのかもしれません。

墓標の前には花が咲き乱れ、寂しさは感じられない。
自動車の絵が描かれている墓標があることからもわかるように、
この墓は現在も増えている。
この地域の人が亡くなると、皆ここに墓を作るようだ。
ガイドさんによると、亡くなると遺族が相談し墓標の絵を考えるらしい。
人が亡くなったにも関わらず、このようなユーモアあふれる墓標を皆で
考えられるという習慣。
これを考えられるということは、その人の死を遺族がきっちり受け入れ、
その人の生き様を語れるくらいに心が平静になったということだと思う。
どの程度時間をおいて墓標のデザインを考えるのか、どのくらいの期間
で墓標が出来上がるのかわからないが、このような習慣を非常に興味深く
思った。
観光客にまぎれて、地元の人がお墓参りに来られているのを見た。
こちらは日本同様に墓周りをきれいにされていた。
その横で観光客はにぎやかに記念撮影(私もだけど)。
なんだか不思議な光景だった。
写真をたくさん撮って、シゲット・マルマツィエイへ戻った。
我々は、本日最後の観光地、サプンツァへ向かった。
大きな地図で見る
本日の宿泊地であるシゲット・マルマツィエイを通り越して車で30分
くらいだったと思う。
地図で見ると、サプンツァの上に国境が。
この線を越えるとウクライナに入る。
車で走っていると、国境方面に山が見え、そこに家がみえた。
ガイドさん曰く、「あれはウクライナの家だよ」とのこと。
国境をこのような形で見たことはなかったため、驚いた。
サプンツァには、
陽気な墓
という、有名な観光スポットがある。
今回ここを訪れるのを非常に楽しみにしていた。
ようやく到着。
ドキドキしながら入り口に近寄る。

一面、ブルーの墓標が立ち並んでいる。
墓標には彫刻で何やら絵が描かれている。

通常、墓標には生前の職業や亡くなった原因などが刻まれている。
この方の場合、恐らく農業をされていたか、その機械の運転手だったんだろう。
絵の下には、その解説が記されているようだ。

これは結婚式などで活躍したバイオリン弾きだったと思う。

これは、なかなかシュールな墓標だが・・・。
一目でわかる死亡原因・・・。
「1995~1998」なので、3歳で交通事故で亡くなったのだろう。

これはガイドさんが説明してくれた。
左端の男性がこの墓の主だ。
パーティー三昧で、酒を浴びるほど飲んでいたらしい。
両側の上部に天使がいるが、その天使も酒を飲んでいる!
右端には3人女性の顔がある。すなわち、愛人が3人いたとのこと。
これだけやりたい放題していたのに、70歳くらいまで長生きしたらしい。
案外人生なんてそんなもんなのかもしれません。

墓標の前には花が咲き乱れ、寂しさは感じられない。
自動車の絵が描かれている墓標があることからもわかるように、
この墓は現在も増えている。
この地域の人が亡くなると、皆ここに墓を作るようだ。
ガイドさんによると、亡くなると遺族が相談し墓標の絵を考えるらしい。
人が亡くなったにも関わらず、このようなユーモアあふれる墓標を皆で
考えられるという習慣。
これを考えられるということは、その人の死を遺族がきっちり受け入れ、
その人の生き様を語れるくらいに心が平静になったということだと思う。
どの程度時間をおいて墓標のデザインを考えるのか、どのくらいの期間
で墓標が出来上がるのかわからないが、このような習慣を非常に興味深く
思った。
観光客にまぎれて、地元の人がお墓参りに来られているのを見た。
こちらは日本同様に墓周りをきれいにされていた。
その横で観光客はにぎやかに記念撮影(私もだけど)。
なんだか不思議な光景だった。
写真をたくさん撮って、シゲット・マルマツィエイへ戻った。
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2010.12.25 / Top↑
五色風
ルーマニアですか。陽気な墓標に感動しました。
交通事故の3歳の子供、両親の気持ちが哀れです。
やりたい放題で70歳の長生きですか?
僕、73歳だけどまだ長生きとは思ってないし、やりたいことが残っている。
時間が欲しい(爆笑)
交通事故の3歳の子供、両親の気持ちが哀れです。
やりたい放題で70歳の長生きですか?
僕、73歳だけどまだ長生きとは思ってないし、やりたいことが残っている。
時間が欲しい(爆笑)
yumitz
五色風さん、コメントありがとうございます。
このお墓、かなり気に入って、その場で日本に写メールしました。
色鮮やかで日本では考えられないお墓なので、皆驚いてました。
>やりたい放題で70歳の長生きですか?
>僕、73歳だけどまだ長生きとは思ってない
>し、やりたいことが残っている。
今の日本では、70歳はむしろまだ若いですよね。私のお世話になっている皮膚科の女医さんは、82歳で仕事もお出かけもバリバリこなしておられます!
五色風さんは、ブログを拝見していると、本当に多くのことに精通しておられてただただ驚くばかりです。
これからもどんどん開拓していただき、色んなことを教えてくださいね~。
このお墓、かなり気に入って、その場で日本に写メールしました。
色鮮やかで日本では考えられないお墓なので、皆驚いてました。
>やりたい放題で70歳の長生きですか?
>僕、73歳だけどまだ長生きとは思ってない
>し、やりたいことが残っている。
今の日本では、70歳はむしろまだ若いですよね。私のお世話になっている皮膚科の女医さんは、82歳で仕事もお出かけもバリバリこなしておられます!
五色風さんは、ブログを拝見していると、本当に多くのことに精通しておられてただただ驚くばかりです。
これからもどんどん開拓していただき、色んなことを教えてくださいね~。
2010/12/27 Mon 07:31 URL [ Edit ]
ゆ~すけ
yumitzさん
一般人のお墓が観光地って、何とも言えないものがありますね。
価値観の違いなんでしょうが、おもしろい事だらけですね海外は($・・)
yumitzさんの海外での怖い体験シリーズも、読んでみたいです~♪
(年末の挨拶)
今年もお世話になりました。
よいお年を♪
一般人のお墓が観光地って、何とも言えないものがありますね。
価値観の違いなんでしょうが、おもしろい事だらけですね海外は($・・)
yumitzさんの海外での怖い体験シリーズも、読んでみたいです~♪
(年末の挨拶)
今年もお世話になりました。
よいお年を♪
2010/12/30 Thu 23:09 URL [ Edit ]
yumitz
ゆ~すけさん、コメントありがとうございます。
> 一般人のお墓が観光地って、何とも言えないものがありますね。
> 価値観の違いなんでしょうが、おもしろい事だらけですね海外は($・・)
> yumitzさんの海外での怖い体験シリーズも、読んでみたいです~♪
本当に、面白いことだらけですよね。
でも、やっぱりびっくり体験は中国が多いです(笑)。
私達と顔が似ている分、文化の違いにいつも度肝を抜かれてしまいます!
コワイ体験にも色々あると思いますが、実は私はラッキーなことに
それほどコワイ思いをしていないんです。
ただ、やっぱり飛行機の中のドクターコールは恐ろしかったです。
(旅先ハプニングの「お医者様はおられませんか??」参照)
> (年末の挨拶)
> 今年もお世話になりました。
> よいお年を♪
年越しになってしまいました。あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いします。
今年も良い旅、良い出会いがありますように!
> 一般人のお墓が観光地って、何とも言えないものがありますね。
> 価値観の違いなんでしょうが、おもしろい事だらけですね海外は($・・)
> yumitzさんの海外での怖い体験シリーズも、読んでみたいです~♪
本当に、面白いことだらけですよね。
でも、やっぱりびっくり体験は中国が多いです(笑)。
私達と顔が似ている分、文化の違いにいつも度肝を抜かれてしまいます!
コワイ体験にも色々あると思いますが、実は私はラッキーなことに
それほどコワイ思いをしていないんです。
ただ、やっぱり飛行機の中のドクターコールは恐ろしかったです。
(旅先ハプニングの「お医者様はおられませんか??」参照)
> (年末の挨拶)
> 今年もお世話になりました。
> よいお年を♪
年越しになってしまいました。あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いします。
今年も良い旅、良い出会いがありますように!
2011/01/01 Sat 17:36 URL [ Edit ]
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