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扉の向こうに次々と部屋が広がる。

次に現れたのは、「ゲオルギーの間」

ゲオルギーの間の玉座

かなり広い空間だが、伝えられる写真がない・・・。
玉座には、ロマノフ王朝の紋章である、双頭の鷲の飾りがあり、非常に豪華。
壁や柱は大理石だ。

ガイドちゃんが、「ほら、床を見てください」というので、見てみると・・・

寄木細工の床遠景

寄木細工

寄木細工である。16種類の木を使って作られているようだ。
こちらも非常に手がこんでいる。

その次の見どころは、「パヴィリオンの間」

パヴィリオンの間

シャンデリアを見上げる

きらきら輝く豪華な部屋である。

エルミタージュ美術館は、「冬宮」、「小エルミタージュ」、「旧エルミタージュ」、「新エルミタージュ」の4つの建物から成り立っている。
ここ、「パヴィリオンの間」は「小エルミタージュ」。
エカテリーナ2世が公式生活の喧噪から逃れ、静かな安らぎとくつろぎを得る場所として造られたものらしい。
端にはこんな噴水もあり、かわいらしさを感じられる部屋である。

貝でつくった噴水

ここで、親しい人たちと楽しく過ごしていたのかもしれない。


この部屋の目玉は、「からくり時計」
からくり時計

孔雀の像

18世紀につくられた時計らしい。すごく大きい。
しかし、どこがどうからくりで動いて、時間がわかるのかは
ちっともわからなかった・・・・。

さらに、ポセイドンを描いたという、モザイク床もあり、

ポセイドンのモザイク

この部屋は見どころが多かった。

ちなみに、見学中は、私たちだけだった。
シーズンオフになりかけていた時期だったからかもしれないが、
朝早くに来た方がすいていて良いのかもしれない。

このあと、いよいよ絵画の部屋へ突入する。
有名な、アレが待っている・・・。
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2009.08.09 / Top↑
エルミタージュ美術館で最初に皆が目にするのは「大使の階段」

大使の階段中央

階段を上ると、両側に階段が分かれる。

階段の端から中央を眺める
豪華な階段
彫刻も豪華
壁の彫刻

階段を上ると、ドアがあり、その向こうに次々と部屋が広がっていく。

ドアの向こうに

本当に豪華、というか派手な造りだ。
ロマノフ王朝の繁栄を容易に想像することができる。

ドアを開けると、「将軍の間」
将軍の間

ここには戦いで活躍した将軍たちの肖像画が飾られている。
ガイドちゃんが教えてくれるその将軍たちは、有名かもしれないが、聞いたことない方々。
ここで注目したのは、シャンデリア。

キラキラではないが、渋い
将軍の間の灯り

次の部屋は、「ピョートル大帝(小玉座)の間」

ピョートル大帝の肖像画

ピョートル大帝の肖像画2

光ってわかりにくいが、ロシア帝国の創始者ピョートル大帝が女神とともに
立っている肖像画である。
ガイドちゃん曰く、女神と並ぶことによって、ピョートル大帝の権力を示す肖像画
になっている、とのことである。
なるほど。

紋章の間を通り抜け・・・
紋章の間

次に注目したのは、「1812年祖国戦争の画廊」

肖像画オンパレード

非常に迫力のある部屋である。
壁一面の顔から見下ろされている気分。
1862年12月25日のナポレオン軍のロシアからの追放を記念して造られた部屋である。
戦闘時に将軍だった人、終結時に将軍の称号を受けた人、総勢332枚の肖像画が
ずらりと並んでいる。

中央の壁にはアレクサンドル1世のでかい肖像画が飾られている。
アレクサンドル1世の肖像画

しかし、このように額縁のみの場所がある。計13か所。
欠けた肖像画

これは、戦死したため肖像画が見つからなかったとのこと。

・・・なんか生々しい。

こんな感じで部屋ごとに写真を撮るもんだから、エルミタージュ美術館内で撮影した写真は
194枚にのぼるのだった・・・。

かいつまんで、続きをまたアップします。
2009.08.02 / Top↑
9月26日 今日はガイドさんと共にエルミタージュ美術館へ向かう。
朝9時にロビーでガイドさんと待ち合わせ。
この日初めて会うガイドさんなので、ちょっと緊張して待っていた。

10分ほど遅れて、黒髪でくりくりパーマでメガネをかけた、学生風の
女の子が現れた。

「すみません、遅れてしまって~」

ガイドちゃんは、なかなかスムーズに日本語を話す女の子だった。

エルミタージュ美術館へは地下鉄で向かい、結局昨日2回も訪れた駅
「ゴスチーヌィ・ドヴォール」へ。

朝の血の上の教会も素敵
朝の血の上の教会

ネフスキー大通りから右側にそれると、黄色い壁の建物にアーチがある。

旧参謀本部

そこをくぐると・・・。

アーチをくぐる

宮殿広場
宮殿広場

かなり広い宮殿広場。中央にはアレクサンドルの円柱がある。
ナポレオン戦争の勝利を記念して建てられたようだ。

目の前に広がるのは、見たいと願っていたエルミタージュ美術館。しかし・・・

エルミータジュ美術館は工事中

なんと工事中。工事中の壁にはちゃちい「美術館の壁の絵」が申し訳なさそうにかかっている。

ちなみに裏側(ネヴァ川沿い)の壁は工事中でなく、こんな感じ。美しい。
エルミタージュの裏側


宮殿広場で振り返ると、くぐってきたアーチが見え、こちらはかなり立派。
旧参謀本部という、なんかちょっと物騒な感じであるが、豪華な造りである。

旧参謀本部をながめる

旧参謀本部のアーチ


開館は10時半からであるが、すでに個人の観光客が入口で10人ちょっと待っていた。
その中に私たちもまぎれこむ。
日本人もちらほら。みな、開館を今か今かと待っている。

10時になぜか扉はオープンし、中に入ることができた。

ガイドちゃんに
「なんで10時半からなのに今から入れるの?」
と聞くと、
「わかんない」
と言われた ??

エルミータジュ入口

1階には売店・喫茶店など、廊下の両側にはかなりきれいなショップが立ち並んでいる。
古い建物ながら、きれいに整備されているようだ。

エルミタージュ美術館の最初の目玉といえば、豪華な階段。
一番乗りを目指し、早足で向かう。

階段が見えてきた
大使の階段へ
2009.07.26 / Top↑
劇場内に入ると、すでに観客でいっぱい。
今から始まる公演を今か今かと待ちわびている様子であった。

前から2列目の席に座って周りを見渡す。
非常に豪華な装飾にこちらもドキドキしてくる。

劇場内を振り返る

実は、今日の公演は秋のシーズン初日にあたる日。
夏は他国などへバレエ団が公演に出かけるためオフとなり、公演は行われない。
秋からシーズンがスタートするのだ。これから毎日のように様々な公演が続くはず。
そのため、皆が待ち望んだ公演だったんだと思う。

ステージはまだ幕がおりている
幕
楽団はスタンバイ
オーケストラ団

周囲を見渡すと、1列目はまさに「結婚式披露宴」のような格好のおばさま方が着席。
そうか、こんな格好もありなのね。

ふと左隣を見ると、アジア系のおじさんだった。
というか、日本人だな、きっと。盛んにロシア人の3人くらいの人から説明を受けている。
・・・雰囲気から察すると、どこかの役人の視察といった感じ。
ふと目が合うとそらされてしまった。

ちなみにこの男性とは、翌日のエルミタージュ美術館でも説明を受けながら歩いていた。
そのときも気づいたようだが目をそらされてしまった。


19時にブザーが鳴り、いよいよ始まる。

幕が開いた。
ステージに光が当たる。

今回の演目は、「セレナーデ」と「シンフォニーC」というもの。
ストーリーは無い?ようだが、美しい女性たちがしなやかに踊り、目を奪われる。
この音楽は比較的新しく、よって踊りの雰囲気もモダンな印象。

時間は短く、2時間程度だったように思う。途中で30分くらいの休憩があったが、
あまり長いと疲れも出るためちょうどよかった。

終了後、アンコールがあり、ダンサーたちが再び出てくる。
ここでは写真撮影が許される。

アンコール1

幕が下りても再度アンコールがあり、メインのダンサーのみ再びお目見え。

アンコール2

このバレリーナに対しての拍手が一番大きかった。
有名な方なんだろう。
アンコール3
この方は体は華奢だが、非常にしなやかな動きで目を奪われた。

アンコールを2回見て終了。
皆興奮した様子でホールを後にする。

外に出てマリインスキー劇場を見上げると、ライトアップされておりとてもきれい。
ライトアップされたマリインスキー劇場

夜のマリインスキー劇場前

この終了時刻を狙って劇場前はタクシーでいっぱい。
しかし、タクシーに声をかけても「予約済み」とのこと。観客はすぐに帰れるようタクシーをあらかじめ
予約していた様子。
しかし、フリーのタクシーを見つけ、ようやく乗りこんだ。
こちらも結構高いお値段だったが、ようやくホテルに帰りついた。
2009.07.19 / Top↑
母のたっての希望で、ロシア旅行ではバレエ鑑賞を楽しむことになった。

計画の段階でモスクワではあまり時間がないことがわかり、サンクトペテルブルク
で鑑賞することになった。
ここで鑑賞するなら、やはり伝統あるマリインスキー劇場でしょう、とういうことで、
8月半ばに早速劇場のHPで旅行中の日での公演をチェック。

ただ、残念なことに、私たちは今まで全くバレエを見たことがないド素人であるため、
演目名は本当に有名どころしかわからない。
聞いたこともない演目だが、確実にバレエであることを確認した。
WEB上の座席から指定席を選ぶことができる。二度と来られないと思い、奮発して
中央の前から2列目、という、日本でコンサートでも座ったことない席をお買い上げ。
舞台前の席は、パルテール(Партер)と呼ぶらしい。
チケットを最終的にもらうには、オンラインでの決済ページ等のプリントアウトして
提示すればよいとのことであるが・・・。

あまり安いとはいえないチケット、見知らぬ土地で本当に最終的にゲットできるのか、
やや不安であり早めに着いておこうと思い、17時すぎにホテルのカウンターに
タクシーを頼みに行った。

「タクシーは今出払っていて用意できない」

とあっさり言われ、真っ青。
今から用意すると40分後になると言う。
ここから劇場まで歩くのは到底無理で、地下鉄駅からも遠い。
いろいろ考えた末、先ほどのゴスチーヌィ・ドヴォールまで戻り、そこからタクシーを
拾うことに。
タクシーはかなりボラれたが(言っても聞かなかったため5000円も取られた)、18時
過ぎには劇場に着いてしまった。

どきどきしながらプリントアウトした紙を提出すると、決済したクレジットカードの提示
を求められ、あっさりとチケットゲット。よかった・・・。

ちっちゃな劇場の模型 ここで座席を確認 中央のやや左よりの前から2番目
劇場の模型

かなり気分が楽になり、中にも入れてもらえたため、劇場内をウロウロし始めた。
まずコートをクロークに預ける。
裾だらだらのドレスはそれほどいないが、みなかっちりとした整った格好の印象である。

通路もかなりきれい
座席へ続く道

ロビーのシャンデリアも趣がある
ロビーのシャンデリア

予定以上に早く着いたため、19時の開演にはまだ40分も時間がある。
うろうろしていると、素敵なカフェが見つかった。
劇場内のカフェ

劇場内のカフェなんて、コーヒー1杯1000円とかじゃないの~?と思い、恐る恐る入ると、
意外にもテイクアウト方式のかなり気軽なカフェだった。
ここでサンドウィッチとジンジャーエールをもらう。値段はごくごく普通。
カジュアルな雰囲気だがゆっくり過ごせる。
おそらく幕間に皆が休憩しにくるんだろう。

やや薄暗く落ち着きの空間
カフェの中

うちの母は素敵な劇場に感動しまくりであった。
徐々に時間がせまり、いよいよ劇場内へ移動する。

2009.07.19 / Top↑